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NPO法人 和泉防災ネットワーク スタッフブログ
2月26日(金)泉大津市社協主催
「防災ゲーム(DIG)で災害時の対応を学ぼう」
当日の内容を簡単にご紹介します。
詳細を知りたい方は、事務局までお問い合わせください。
 

 

災害図上訓練DIGとは、
Disaster(災害) Imagination(想像力) Game(ゲーム)の頭文字
DIGという単語は「掘る」という意味を持つ英語の動詞 → 探求する、理解するという主でも使用されます。
DIGは「災害を理解する」「まちを探求する」「防災意識を掘り起こす」という意味を込めてネーミングされました。
*1997年(平成9年)に、当時防衛研究所主任研究官だった小村隆史さん や、三重県消防防災課の平野昌さんらによって共同開発

地図にみんなで書き込みを加えながら、ワイワイと楽しく議論をする、ゲーム感覚の訓練ですが、実は災害時の対応を考えることができるというすぐれものです。

<<ゲームの目的>>
1.防災は、災害(被害想定)がわからなければ対応策が考えられない。またその想定を超えることは大いにあるので、ハザードマップ、地形図、防災拠点などを確認して、災害対応をイメージする訓練が必要です。

2.参加者同士の連帯感を高め、防災に役立つ人材の掘り起こしや地域の再発見・再確認など、地域の防災対策(要援護者の避難誘導、安否確認)などにも効果を発揮します。

<<ゲームの概略>>

1.まちを知る(地図を作成します)
大きな白地図に海、川、池、湖、道路、鉄道、避難所、消防署、警察、公共施設、病院など、災害時に役に立ちそうな場所や逆に危険と思われる場所に、マジックやシールを使って書き込みます。
(効果)
まちの特徴と、まちの強み、まちの弱みを確認

2.災害を想定する(被害を想像します)
今回は、(2/26 19:50 自宅 南海トラフ 巨大地震M9.1 震度6弱 長周期振動波、家族は全員無事、インフラ停止(停電)、大津波警報発令)という条件で想定される被害を、「泉大津市総合防災マップ(保存版2014)を参考に想像してもらいました。
(効果)
自宅や、その周りはどんな被害を受けるのか、避難するときにどんな危険があるのかを想像

3.災害時のけ対応を考える
想像した被害を軽減させるために、今、どのような対策をすれば良いかを考えます。
(自助)個人、わが家でできること
(共助)職場、地域の人と協力
(公助)行政と連携してできること

<< まとめ >>
DIGは正解のない、答えのないゲーム(訓練)です。
しかし、人は、やったことのない事、考えたことのない事に対して、直ぐには対応できません。
被害を想定し、災害をイメージして、過去の災害や体験者の知恵を学びましょう。
 
<<津波の三原則>>
 想定にとらわれるな
 ベストを尽くせ、最善を尽くせ
 率先避難者になれ


これを実行したのが釜石の中学生たちです。
釜石の奇跡は奇跡ではない(軌跡です)
実際想定していたところまで逃げたけど、ここではまだ危ないと判断して更に高い所まで逃げて助かったんです。
日ごろから想定して訓練していたからこそ、想定を超えても対応ができたのではないでしょうか。
(釜石の奇跡について詳細はこちら)

この率先避難者というのは、言葉のとおり 率先して逃げるということです。
ただ逃げるのではなく、津波がきたぞ!逃げろ!と叫びながら逃げることです。

東日本大震災の時でも、逃げなかった人はいたかもしれないけど、誰も逃げたくないと思っていた人はいないはずなんです。

ただ、人間の心理として、自分の心を守るために「正常性バイアス」というのが働き、何の根拠もなく「自分は大丈夫」「ここは大丈夫」「まだ大丈夫」と思い込んでしまって実行に移せない、つまり逃げないことが多いだけなんです。

目の前で「津波が来たぞ」「逃げろ」って叫びながら逃げてく人を見たら、案外あまり深く考えずに逃げるんです。

釜石の中学生は勝手に逃げてはいきませんでしたけどね。ちゃんと小学生の手を引いて逃げましたけど、それを見た近所の大人が、つられて逃げて助かったという報告がたくさんあります。

当たり前のことなんですが、誰かがいわないと行動できないものなんです。
最初の一言、最初の一歩が大事なんですね。
ぜひ、みなさんも 率先避難者になってください。
 


2016/02/28 (日) 12:44 | 活動報告
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