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NPO法人 和泉防災ネットワーク スタッフブログ
2月7日(日)鶴山台北校区自主防災・減災会主催
「避難所運営ゲーム(HUG)」
当日の内容を簡単にご紹介します。
詳細を知りたい方は、事務局までお問い合わせください。
 

 

避難所運営ゲームとは
hinanzyo(避難所)unei(運営)game(ゲーム)の頭文字
HUGは英語で「抱きしめる」という意味から「やさしく受け入れる」という意味を込めてネーミングされました。
*平成19年に静岡県が開発した防災ゲームで、授産所製品として、「みんなのお店・わ」が製造、販売しています。

避難者の年齢、性別、国籍や、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

<<ゲームの目的>>
災害時要支援者への対応
必要なスペースの確保
いろいろな出来事への対応

<<ゲームの概略>>
避難者カードを避難所の見取り図上に配置する
イベントカードの対応を検討する
 
 

(被害想定)
震度6強(マグニチュード8)の大地震が発生しました!
2/7(日)午前11時
気温は7度、雨がパラパラ降り出してきました。
午後からはもっと雨も風も強くなりそうです。
ライフラインは、停電(復旧見込み2〜3日)ガスは遮断(復旧見込み不明)水道(復旧見込み不明)・下水道(不明)電話(時々通じる)メール(遅れて届く)

(3時間後の現状)
体育館には、既に避難してきた30名くらいの人が思い思いの場所を陣取っています
百数十人入ればいっぱいになりそうな広さです
校庭には100人くらいの避難者が集まってきていて、後から続々と人が来ています
高齢者、乳幼児、妊婦、外国人、車椅子の利用者の姿も見えます
車で避難してきている人も多いです。

(条件)
・耐震化してあるため校舎、体育館に大きな被害はなく、応急危険度判定の結果利用できる。
・日曜日だが、一部の教員、事務職員が登校しているため、校舎と体育館の鍵は開いている。
・校長先生や市の職員とは、まだ連絡が取れません。
・地元自治会、自主防災会の役員で、避難者を体育館や教室に振り分け、避難所を適切に運営していかなければならない立場にある。

<<参考資料>>
集団生活では、いかに早く本部作るか、そしてリーダーや役割分担を決め、避難者名簿の管理や避難所生活のルールを作ることが必要です。
 

<<まとめ>>
避難所運営ゲームは、本来自治体向けに町内会や各種団体のリーダーさんと一緒に勉強しましょうという目的で作成されたもので、ほとんどが実際の避難所で起きた出来事で、被災者の声を集めたものです。
でも、私たちは実際には避難所の運営に携わることはあまりないとかもしれません。では、なぜ必要なのか?

運営の内容を知っておくことで、今どのような問題が起きているのか想像できることで
実際に避難した時の心構えができるからです。
例えば、 災害によるショックで動揺しているところに、お腹は空くし、寒いし、周りはうるさいし...誰でもイライラしてくると思います。「責任者何してんねん」「行政はどうなってるんだ」なんて言いたくもなります。気持ちの上での負の連鎖が働き、悪いことばかりを想像してしまいます。

そんな時に、今日のこのゲームを思い出すことで、どういう理由で遅れているのか想像することができます。
人の心理として、現状がわからないほど怖いものはありません。
少しでも現状が想像できれば心に余裕ができて、思いやりや優しさい気持ちで周りを見ることができます。
「仕方が無いから自分で何とかしよう」「もう少しだけ我慢してみよう」「誰もがみんな被災者なんだ」と。

とにかく災害は、全てが想定外
規模や種類、季節や発生時間、場所、またその組み合わせによってもいろいろなケースがが考えられます。
正解なんてないんだと思います。正解だったのかどうかも、たぶんわからないと思います。
その時々で臨機応変に、自分で考えて、判断しなくてはいけないことがたくさんある

だから少しでのたくさんのことを知っておく、判断する為の引き出しを少しでもたくさん持っておくことが大切
そのためには、災害(被害)をイメージ、避難所をイメージして、今何をしておけば良いかを想像することが大切です。


2016/02/28 (日) 10:03 | 活動報告
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